2024-10-25 (A)
知ってほしい コーチングのこと
- BLOG & COLUMN
大人が子供に話すときのコツ。
大きく2種類の指導の方法があります。
ティーチングとコーチングの違いを保護者の方にも知っておいてほしい。
ティーチング (Teaching)
ティーチングは「教える」ことを指します。これは、選手に技術や動作を具体的に伝え、正しい方法を身につけさせる場面で使われます。たとえば、初心者に「パスの蹴り方」や「ドリブルの基本」などを教える際、細かい動作や姿勢について具体的に伝え、選手が同じようにできるように導きます。この段階では、選手は自分のやり方を模索するよりも、コーチや指導者からの指示をそのまま取り入れていきます。
例: 「インサイドでしっかり足を当てて蹴ってごらん」「ボールを前に出す前に頭を上げてみよう」
コーチング (Coaching)
コーチングは「自ら考える力を引き出す」サポートです。選手が状況に応じて自分で判断し、どうプレーするかを考える力を養う場面で使います。試合中には瞬時の判断が求められるため、コーチングを通じて選手が自発的に判断し、プレーできるようになることが目標です。
コーチは質問やヒントを与えることで選手の考えを引き出し、プレーの改善点を一緒に考える役割を果たします。
例: 「今のパス、どうしたらもっと良いものになったと思う?」「何を見てそのプレーを選んだのかな?」
しつもんがとっても鍵になります。
ティーチングとコーチングの違い
ティーチングは特に基本技術を習得する段階で重要です。選手が基本的な動きやサッカーのルールを覚えるには、具体的な方法をしっかり教える必要があります。
一方で、ある程度基本を身につけた選手には、コーチングを通じて状況に応じた判断力や自ら考える力を育むことが大切です。試合で成果を出すには、選手がその場で瞬時に自分で考えて動けるようにする必要があるためです。
保護者へのメッセージ
子どもたちが成長するには、ティーチングとコーチングのバランスが大事です。保護者の方も試合を観戦する際は、ただ「上手くできる」ことに注目するのではなく、試合中に自分で考えて動く姿勢や判断力の成長に目を向けると、子どもの成長をより応援できます。
少しでも留意してもらえたら嬉しいです。